音楽の力⑤・・・ドヴォルザーク作曲「わが母の教え給いし歌」
お庭にミニバラが咲いています。🌹
いろいろなお花が咲きそろい、楽しい季節です。
5月の第2日曜日は母の日ですね。
今日は母の日にちなみまして、
ドヴォルザーク作曲
「わが母の教え給いし歌」をご紹介します。
ドヴォルザーク(1841~1904年)はチェコの作曲家。
交響曲第9番「新世界」
(第2楽章は、♪遠き山に日は落ちて~のメロディー)や、「スラヴ舞曲集」などの作品がよく知られています。
「わが母の教え給いし歌」は、全7曲からなる歌曲集「ジプシーの歌」(作品55)の第4曲です。
歌詞は、チェコの作詞家アドルフ・ヘイドゥーク作詞。
このチェコ語の詩を、ドヴォルザーク自身がドイツ語に訳して作曲。
「わが母の教え給いし歌」
堀内敬三訳
母が私に この歌を 教えてくれた 昔の日
母は涙を 浮かべていた
今は私が この歌を 子どもに教える時となり
私の目から 涙があふれ落ちる
この曲は、歌のメロディーが2/4拍子で、ピアノの伴奏は6/8拍子で書かれています。
楽譜上は難しいですが、メロディーはシンプルで、それはそれは美しい曲です。
どこか懐かしいような、あたたかいものに包まれて揺蕩っているような感じがします。
ピアノの装飾音が心地よいです♪
全7曲の歌曲集は、ジプシーの女性の語りとなって進みます。
「わが母の教え給いし歌」の歌詞には、
母から私に
私から子ども(「ジプシーの子どもたち」という訳もある)へと
脈々と続く深い愛情が感じられます。
🌹私の母は、いつも元気に歌を歌いながら家事をします。最近はピアノも弾いているようです。
小さい頃、春が近づくと、母が「春は 名のみ~の~」と歌いながら洗濯物を干しているシーンを、毎年見ていました。
今は、私も、春が近づくと、同じく♪早春賦を歌いながら洗濯物を干しています。(^^♪
💐「わが母の教え給いし歌」
ソプラノ:アンナ・ネトレプコ
ピアノ:ダニエル・バレンボイム
↓
https://youtu.be/KVYG2yZrmnQ