レッスンのひとこま⑧🌳🦊何狩り?
🎄クリスマスの飾りつけをしました🔔
大人になっても、ツリーを飾るのは楽しいですし、クリスマスシーズンはウキウキしますね✨
今年は、アドベントクランツを手作りしました🌿🥀🕯
キャンドルの灯りに癒されます♪
教室の生徒の皆さんも
「サンタさんにお願いするプレゼント🎁決まったよ!」
と教えてくれます。
みんな純粋な心で、お目々がキラキラしています✨
さて、久しぶりに
🎹「レッスンのひとこま」です。
今の時代、ピアノの教本は本当にたくさんのシリーズが出版されています。
まだまだ新しいものが増え続けています。
教本=メソッドの場合もありますし、教本の選択はとても重要と考えますが、ピアノのレッスンで大切なことは教本の組み合わせ方、使い方にあると思います。
私の教室では、はじめての教本は生徒さんの年齢や、レッスン経験の有無等によりそれぞれ異なりますが、
導入課程の教本を終えると、
私が基本3セット📚と呼んでいる教本の組み合わせに進みます。
📚
○ヴァン・ド・ヴェルドの「ピアノのテクニック」
○プレ・インヴェンション
○ブルクミュラー(英語読みだとブルグミュラー)25の練習曲
園児さんからレッスンをスタートした場合、3年目にはこの3セットに入っていることを目標にしています。
(年中さんからレッスンを始めて、お家でたくさん練習するお友だちは、年長さんの時には3冊そろうこともあります。)
ゆったりペースでレッスンしたいお友だちには、他のセットもご用意してあります。
みんなそれぞれに伸び時があるので大丈夫です!
この基本3セットとともに、
クッペさんや、チェルニーさんの練習曲集等を
そして
いろいろな国々の🌏いろいろな時代の、様々な様式の曲をバランスよく弾いていきます。
🇺🇸ギロックさん、キャサリン・ロリンさん
🇷🇺チャイコフスキーさん、カバレフスキーさん
🇩🇪グルリットさん、シューマンさん
🇯🇵湯山昭さん、平吉毅州さんほか邦人作曲家
などなどの作品を楽しみながら、レパートリーを広げていきます。
ピアノが弾けることに自信がついていく頃でもあります。
小さな生徒さんのレッスンでは、私は作曲家の名前を「さん」づけで呼びます。
「この曲は、バッハさんが書いた曲ですよ!」
とお話しすると、
偉大な作曲家も、親しみのある身近な人に感じられます。
🎹今日はブルクミュラー25の練習曲のレッスンでのひとこまです☝️
曲名がついている曲を弾く時は、生徒の皆さんに、その曲名について問いかけます。
曲のイメージをふくらませて弾くことは楽しいですし、演奏の表現も豊かになります。
「狩り」をレッスン中の会話です。
印象的だったやりとりを、いくつかご紹介したいと思います。
👩🏫「狩り」ってなにか知ってる?
↓
🙋♀️「やったことあるよ!りんごがり🍎」
👩🏫「狩り」は、ある動物に乗って出かけます
さてどんな動物でしょうか?
ヒント、右手が弾く音はその動物の足音です
↓
🙋♂️「牛とか?🐂」
(闘牛士が闘う牛さんをイメージしたとのこと←右手は闘わないで軽く弾きましょう!)
👩🏫さて、「狩り」は、どんな動物をつかまえに行くのかな?
↓
🙋♀️「たぬきかな?
♪せんばやまにはたぬきがおってさ〜、それを猟師がてっぽうでうってさ、煮てさ、焼いてさ、食ってさ〜・・・こわー」
(最近では、たぬきのほか、くま、ぶたと答えたお友だちもいました(^^; 🐻🐖)
👩🏫「そうそう、日本では、たぬき狩りとかさ、うさぎ狩りとか聞いたことあるね」
↓
急に悲しい表情になり
👧「私、うさぎ飼ってるんだけど‥」
🌳馬に乗って出かける狩りは、日本人の私たちにはイメージが難しいですね。
ヨーロッパ、特にイギリスでは、キツネ狩りが貴族の娯楽の一つであったようです。
フランスやイタリアの一部の地方でもキツネ狩りを楽しむ習慣がありました。
古い映画や絵画にも、キツネ狩りのシーンが見られます。
(近年は、動物愛護の精神から禁止されている)
お肉を食べるための狩猟ではなく、
きれいに着飾った人たちが、馬に乗り、猟犬を連れて、森や野原に出かけます。
狩りと言っても、銃や武器を使わず、グループでキツネを追いかけて走ることを楽しんでいたようです。
キツネ狩りをイメージしたあとは、
左手の和音で始まる序奏は、狩りに出発するファンファーレのイメージで!📯
曲の終結部、コーダのに入るところにも、この和音の連続が出てきます。
📯狩りの仲間に合図を送るためのホルンの音と言われいています。
ハ長調からイ短調に転調する中間部のところは、「ここはどんな場面かな?」と
生徒の皆さんにストーリーを作ってもらいます。
「狩り」は、
ブルクミュラーの他にも
グルリット
シューマン
メンデルスゾーン
リスト
といった作曲家も同名のピアノ曲を書いています。
いずれも八分の六拍子🎶🎶で駆け抜けます
🌳🌳🌳🌳🌳🌳🌳🌳🌳🌳🌳🌳