レッスンのひとこま⑥おたのしみソルフェージュ
園児の生徒さんが、そっとマスクをとって、ふーっと風車を回していました。
くるくる回る風車を見てにっこり😄♡、風車が回ってとても嬉しそう✨
そしてまた、そっとマスクをつけて「こんにちは!」と元気にレッスン室に入ってきました。
(しっかりマスクを忘れないところが健気です🥺)
ふと、父が撮ってくれた写真の中に、幼い頃の私が風車を持って遊んでいる写真があったことを思い出しました。
🌱さて、今日は、そんな小さな園児の生徒さんのレッスンのひとこまです。
レッスン開始一年目の園児さん対象の「お楽しみソルフェージュ」についてご紹介します。
これまでのブログ、
「レッスンのひとこま④」と、「レッスンのひとこま⑤」のつづきでもあります。
この春の🌱「お楽しみソルフェージュ」は、「ドレミのたね」というテーマで活動をしました。🌱☀️
入室間もない生徒さんがたくさんいらしたので、まずは、🎵ドレミファソラシドを楽しく理解できる活動を準備しました。
🌱ドレミのたね を用意しました
🌱五線ボードの音符の上に、ドレミのたねをまきます
(たねの裏には、ひらがなで音名が書いてあります)
ここで質問をしました❣️
☝️「お野菜やお花のたねをまいたら、なにをあげるんだっけ?」
↓
「お水〜!」
↓
🙆♀️正解!
驚きの回答が一つ
「肥料!」
↓
😵大正解!(まさかの肥料でした)
野菜を育てた経験があったようです✨
🌱たねをまいたらお水をあげます
「おみずをたっぷり おみずをたっぷり」
と唱えながら、シェレンでリズムをきざみます
「♫♫♩♫ ♫♫♩♫」
🌱お水をあげたら、おひさまの光を
「ぽっかぽか ぽっかぽか」と唱えながら
タンバリンでリズムをきざみます
「♩♫♩ ♩♫♩」
🌱「ドレミのたね」を歌います🎶
木琴で伴奏しながら歌います
(二音の両手奏→交互奏)
🎶ドレミのたーね
ふじきなたーね
おおきくなーれ
おおきくなーれ
ドレミファソラシド🎶
ドレミファソラシドは歌いながら木琴で音の高低を確認します。
👇ここからは、リズムの展開です
🌱ボードにまいたたねから芽が出ます
芽は緑色のモールです。
🌱たねから伸びた芽でリズムを作ります
モールを動かして、8分音符の横線(連桁)をずらし、リズムを変えて練習します
まっすぐ伸びて、横にも伸びて、リズムができました!
「たん たた たん」「たた たん たん」
とリズムを読みながら打楽器で演奏します🎶
ここから先もいろいろな展開が考えられますが、単なる遊びにならないように、
毎回のピアノのレッスン内容を補強する音楽的な活動となるように心がけています。
子どもたちのアイディアに合わせて、活動の展開を変えていくことも多いです。
ピアノのレッスンを開始してまもなくでは難しい強弱の表現や緩急の表現も、
ことばや歌、打楽器なら容易にできます。
ピアノのレッスンで出てくる音符や休符、付点のリズムや三連符なども、ピアノで演奏する前に体験できるようにしています。
ソルフェージュの内容は、主に「4才のリズムとソルフェージュ」に出てくるリズムとふよみの課題に合わせています。
レッスンの最後のほんの10分ほどですが、子どもたちはみんな大好きな時間です♡
活動のテーマは、季節に合わせたものが多いです。
🌱ドレミのたね
🌱たんぽぽ たんぽぽ
🌱たんけんにいこう!
🌱なんだかうれしくなってきた
🌱はっぱのしたにかくれてる
🌱きれいなほしだね
🌱のぞいてみよう うみのそこ
🌱でかけようピクニック
🌱サンドイッチ サンドイッチ
🌱こりすのぼうけん
🌱まじょのおまじない
🌱おいしいケーキをつくりましょう
🌱クリスマスのかね
🌱プレゼントはなーに
🌱ゆきのようせい
🌱てぶくろ
🌱はるのおとです
🌱つんたた つんた
ほかにもいろいろ‥‥
(すべてオリジナルです)
まるで遊んでいるように、ステップがリズムになり、ことば遊びがリズムになり、歌になり‥
子どもたちには
耳をすまして音を聴くこと
リズムを感じること
うたうこと
さまざまな音色を知ること
のびのび表現することが楽しいこと
を、たくさん経験してほしいと考えています。
こんな小さな活動から音楽の基礎を積み重ね、みんな素敵なピアノを奏でるように成長します。
まだ小さくて可愛い頃から、生徒の皆さんの成長に寄り添うことができるのは、ピアノの先生の特権ですね。
私の大きな楽しみであり、生きがいでもあります。🍀
2021年06月14日 07:00