レッスンのひとこま①
dolce ・・・イタリア語で「甘く」という意味、甘いお菓子を表す。🍰
イタリアン・レストランのメニューにも「ドルチェ」とありますね。
音楽用語では「やさしく」、「やわらかく」
私がレッスンで大切にしていることの一つに、
「生徒のみなさんがのびのびと、心を開いてピアノを弾くことができる空間づくり」
があります。
心を開いて、心身ともに自由である時こそ、
生き生きとしたリズムが生まれ、多彩な音色が生まれ、豊かな響きが広がり、人の心に届く演奏になると思うからです。✨
もともと私のキャラクターが、のほほんと・・、いえ、ほんわかしているせいか、みなさん、レッスン室ではとってものびのびしています!
平日の子どもたちは、幼稚園や学校での一日を終えて、さあ今度はピアノのレッスン!と駆けつけてくれます。
ご挨拶をしながら、今日は元気かな?いいことあったかな?ママに怒られてから来たかな?・・・
毎週お会いしていると、その日の様子はけっこうわかるものです。
「今日の給食おいしかったよ!」報告🍽
「昨日、歯が抜けたよ!」報告🦷
「風邪をひいていて、今週はあんまり練習できなかった」報告😞など、
まずは、みんなのお話を聞いて(その日のテンションを確認できます)からピアノのレッスンへと導入し、気持ちを切り替えて音楽に集中していくようにレッスンを進めます。
レッスンでは、生徒の皆さんに、たくさんの問いかけをします。
「この曲の曲名はなに?どんな意味かな?」
「何拍子?調性は?」
「どんな速さで弾いたらよいかな?」
「この曲のいちばんすきなところはどこ?」
「そこは、どんな音で弾いたら素敵かな?」
「最後の音は、どんなふうに終わったらいいと思う?」
時には
「先生はどんなふうに弾きたい?」
と質問で返されこともあります。😊
そんな時は、世界一きれいな音を心がけて、弾いて示します。
(世界一きれいな音で弾いてみて♡←私がよく使う言葉です)
問いかけて、一緒に考えて、いろいろな弾き方を試しながら曲を仕上げていきます。
心が開かれている時の子どもたちの発想はとても豊かで、創造的です。私もワクワクします!
🎹そんなレッスンの中で、子どもたちの名言、迷言がたーくさん生まれます。
とっても楽しくて、ほっこりするので♡、これから、少しずつご紹介していきたいと思います。
まずは、先週のレッスンのひとこまを。🍀
小学校低学年の女の子のレッスン。
楽譜に表情記号の「dolce」が書いてありました。
以前にも説明したことがあったので、
「dolceはどんな意味だったかな?」
と質問したところ、、、
🙋♀️「香水!」
「ん???なんで???」
🙋♀️「ドルチェ・ガッバーナは香水だよ。
🎵君のドルチェ&ガッバーナの その香水のせいだよ〜」
さすが、紅白出場歌手の歌です!
小学生にも浸透していました。☺