ショパンのお誕生日①
ショパンの肖像画はいくつかありますが、今回は、やさしいお顔のものを選びました。
ショパンは、作品のほとんどがピアノ曲であり、ピアノの詩人とも呼ばれています。
詩人のハインリヒ・ハイネは、ショパンについて
「彼は名演奏家であるばかりか詩人でもあり、自らの魂に息づく詩情を、聴く者に感じさせてくれる人である。」
と綴っています。
ショパンは1810年、ワルシャワ公国(現在のポーランド)のジェラゾヴァ・ヴォラ(ポーランド首都ワルシャワの郊外)に生まれました。🇵🇱
ちなみにショパンと同年代の作曲家として
メンデルスゾーン(1809-1847)
シューマン(1810-1856)
リスト(1811-1886)
があげられます。
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ロマン派のピアノ音楽が豊かに花開く時代です。✨
この時代の作曲家の作品を弾いている生徒さんには、レッスンでいつも話していますね!
メンデルスゾーンはショパンの演奏に惚れ込んでいたと言うし、シューマンはショパンの音楽を称賛していました。
パリで行われたショパンのデビューコンサートには、メンデルスゾーンもリストも聴きに来ていました。
なんとゴージャスなメンバーでしょう。✨
この時代にタイムスリップして、ショパンのコンサートに潜入してみたいものです。😁
ショパンは、1826年にワルシャワ音楽院に入学し、1829年に卒業したあと、少しの間ウィーンに滞在し、1831年以降はパリで過ごしました。
この時代のパリは、音楽家をはじめ、画家や詩人など、多くの芸術家が集まる文化都市でした。
ショパンは、画家のドラクロワ(1798~1863)や、詩人ハイネ(1797~1856)とも親しく交流していた記録があります。🇫🇷
ショパンの生涯や作品を追っていくと、今日のブログにとても収まらないので、またの機会に。😅
まずは、タイムリーな話題を。
🏆ショパン国際ピアノコンクールは、ショパンの祖国ポーランドで、5年に一回開催されます。
が、
コロナの影響で、第18回ショパン国際ピアノコンクールは1年延期されており、当初4月に始まる予定だった予備予選も7月延期が発表されました。
音楽家にとっては、東京オリンピックの動向と同じくらい気になるイベントです。
ショパンコンクールの特徴は、予選から本選まで、すべてショパンの作品を演奏するところと言えます。
コンテスタントそれぞれの選曲も、毎回興味深いものです。
🎹こちらのサイトでは、コンクールでの演奏の生配信を視聴することができます。
過去のコンテスタントの名演もあります。✨
↓
https://youtube.com/c/chopininstitute
🎹ショパンの小さな作品をご紹介します。
アンダンティーノ「春」Op.74-2 ト短調 🌷
(レッスンで弾いたことのある生徒さんもいますね。🤗)
↓
https://youtu.be/Y2IywoEpgJQ
「ショパンの誕生日②」次回のブログにつづきます。
予告・・・
ショパンは身長170cm、体重45kg?!の真実から、彼のピアノ奏法についてとりあげたいと思います。
2021年03月01日 07:00